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株式会社リグロス様

株式会社リグロスは、動画制作やCG制作を中心としたクリエイティブ事業を展開する企業です。Web制作事業や人材派遣事業に加え、未経験者でも働きながらクリエイターを目指せる無料の研修プログラムを提供するなど、クリエイティブ人材の育成にも力を入れています。

しかし、事業規模の拡大に伴い、採用業務における効率化が課題となっていました。応募者対応や面接設定などの実務作業に多くの時間を要し、本来注力すべき採用活動の本質的な部分に時間を割けない状況が続いていたのです。この状況を改善するため、弊社サービス(あたりまえリクルーティング)を導入し、採用プロセスの効率化に着手しました。

今回は、鶴谷様にあたりまえリクルーティングの導入による具体的な施策や成果、今後の展望についてお話を伺いました。

まずは御社の事業内容について、お聞かせいただけますでしょうか。

東京、大阪、名古屋、福岡にに拠点を構えており、主に動画制作やCG制作といったクリエイティブ事業を手がけています。それに加えて、Web制作事業や人材派遣事業、クリエイター育成事業なども展開しているんです。

特に力を入れているのが、クリエイター育成事業の柱となる、未経験者でも働きながらクリエイターを目指せる無料の研修プログラムです。実践的なスキルを段階的に習得できる環境を用意していて、クリエイターを目指す方のキャリアアップを支援しています。

公式HP

採用活動における課題について、どのようなものがありましたか?

一番の課題は採用活動の効率性でしたね。私たちの場合ですと派遣業にあたるので、採用数=売上につながります。求人を出して、応募があって、実際に採用が決まって、そこから売上や利益につながるまでの一連の流れを、もっとスムーズにしたいと考えていました。より良い採用率を実現しながら、コストパフォーマンスの良い求人方法を確立することが急務だったんです。

実際に求人を出してみると、想像以上の応募があり、それを人力で対応するのにかなり苦労しました。例えば、応募者一人一人への最初の連絡や、面接日程の調整、リマインドメールの送信といった事務作業に時間を取られすぎて、本来もっと注力すべき、応募者としっかり向き合う時間や、売上を作っていくための営業活動といった本質的な部分に時間を割けない状況が続いていたんですよ。

また、応募者とのやり取りにもタイムラグが生じがちで、せっかくの優秀な人材を逃してしまっているんじゃないかという懸念もありました。人材市場が活発な今、スピーディーでムダのない採用プロセスの構築が必要だと感じていました。

そのような中で、あたりまえリクルーティングの導入を決められた理由を教えていただけますでしょうか。

事務的な作業は専門家に任せて、私たちは採用の本質的な部分により多くの時間を使いたい。それが一番の理由でしたね。特に応募者との最初のコンタクトや面接日程の調整など、時間がかかる実務的な部分のサポートに期待していました。

私たちの会社では、面接官は採用業務だけでなく、他の業務も同時に進めているんです。そのため、採用に関する定型的な作業に時間を取られすぎると、本来の業務に支障が出かねない状況でしたね。採用業務は重要なんですが、だからこそ、効率的に進める必要があったんです。

それと、応募者への対応の質も上げていきたいと考えていました。たとえ定型的な作業でも、応募者との最初の接点になる部分は特に重要ですよね。その部分の質を保ちながら、私たちはより本質的な採用活動に力を注ぎたい。そこで、専門家のサポートを受けることを決めたんです。

具体的にはどのような施策を実施されているのでしょうか。

現在、あたりまえリクルーティングには主に3つの業務を依頼しています。1つ目は、求人サイトから応募があった候補者への最初のメッセージ送信ですね。この部分は応募者との最初の接点として非常に重要なので、スピーディーかつ丁寧な対応が必要なんです。

2つ目は、履歴書確認後のTimeRexを使用した面談設定。これが本当に助かっていて、以前は日程調整だけでかなりの時間を取られていたんですよ。3つ目が、面談設定ができていない方へのお電話による日程調整対応です。

これらの施策のおかげで、私自身は事務処理的な業務から解放されて、本質的な業務に時間を充てられるようになりました。特に印象的だったのが、多い時で1日に7件程度の面接が自動的にスケジューリングされていたことですね(笑)

もし自分でこれらの業務をこなしていたら、これほどの数の面接をこなすことは難しかったと思います。おかげで面接に向けた準備にもしっかり時間を充てられるようになって、面接の質も上がってきたんです。

実際にどのような成果が出ているのでしょうか。

一番大きいのは、営業活動に充てる時間が増えたことですね。以前は事務作業に追われて、なかなかそこまで手が回らなかったんです。

それと、面接数が増えたことで、面接のスキルも大きく向上しました。社内には4〜5人の面接担当者がいるんですが、私の面接数が圧倒的に多くなって。その経験が、応募者との対話の質を高めることにつながったんですよ。

具体的な数字で言うと、内定を出して承諾に至る割合が、以前の20〜30%から約50%まで上昇したんです。これは本当に大きな変化で、採用業務の効率化が単なる省力化だけではなく、採用の質の向上にもつながっているということを実感しています。稼働開始までのスピード感も含めて、社内では非常に良い結果を残せたと思いますね。

面接を実施する上で、特に心がけていることはありますでしょうか。

SecondSpellインタビュー記事

実は3つあるんです。1つ目は、臨場感のある面接の実施ですね。単なる対話で終わらせるのではなく、実際のクリエイターが制作した作品を必ず見せるようにしています。これが結構重要なポイントなんです。

クリエイター職を志望している方に対しても、WebデザインやYouTubeの作品など、他の部門の成果物も見せるんです。そうすると「自分がクリエイターになった時はこうなれるんだ」というイメージが湧きやすくなる。他の研修を受けている社員の様子も伝わって、会社全体の雰囲気も掴んでもらいやすいんですよ。

2つ目は、応募者に対する深い興味を示すことです。単なる質疑応答ではなく、経験や想いに対して深く掘り下げた質問を心がけていますね。「そのとき、どう感じましたか?」「どのように達成されたのですか?」といった質問を重ねることで、応募者の本質的な部分を理解しようと努めています。

3つ目が、適度な難易度感の演出なんです。内定を簡単に得られるものではないという印象を持っていただくことも重要だと考えているんですよ。面接では意図的に難しい質問を織り交ぜながら、かといって全く手応えがないとも感じさせない、そのバランスを重視しています。

実はこれには理由があって、応募者の気持ちを考えた時に、「この会社、受かったわ、余裕だわ」みたいな面接の終わり方をされると、内定のレア感がなくなってしまうんです。内定が出た時に「やった!内定もらえて本当に嬉しい!」と思ってもらいたい。そのために、このバランス感覚は大切にしています。

今後の展望についてお聞かせください。

採用のスキームについては、ほぼ確立できたと考えています。集客面での課題もクリアできましたので、今後はより良い人材の確保とクリエイティブ部門の強化に注力していきたいんです。
そのためにも、あたりまえリクルーティングには引き続きサポートをお願いしたいと考えていますね。採用業務の効率化により生まれた時間を、より本質的な採用活動や事業の発展に充てていきたいと思います。

本日は貴重なお話をありがとうございました!

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まとめ

「採用の実務を効率化することで、本質的な採用活動に注力できる」――株式会社リグロス様との取り組みは、この可能性を明確に示す事例となりました。事務作業に追われる状況から、内定承諾率を約2倍に向上させ、より質の高い採用活動を実現するまでの道のりは、本質的な業務への時間の再配分によって達成されました。

お話を伺う中で特に印象的だったのは、面接プロセスへのこだわりです。作品を見せながらの臨場感のある面接や、深い対話を通じた相互理解など、鶴谷様独自の採用手法は、まさに採用業務の効率化によって生まれた時間があってこそ実現できたものといえます。

クリエイター育成を通じて、多くの人々のキャリアを支援するリグロス様の成長を、今後も採用面からサポートさせていただきます。「採用の質を高めたいが、実務に追われている」という課題を抱える企業様にとって、この事例が新たな可能性を示すものとなれば幸いです。

会社概要

会社名株式会社リグロス
所在地〒108-0014 東京都港区芝5-31-17 PMO田町3階
事業内容人材サービス事業、及びBPO・アウトソーシング事業
WEB制作事業、及びWEBデジタルマーケティング事業
システム開発事業
従業員数500名(社内外中・社外パートナー含む)
取材にご協力いただいた方鶴谷様

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